株式会社玄技術研究所
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ウイナップTVF ウイナップTVFの歴史 ご質問とお答え 関連文献一覧 会社情報
ご質問とお答え


ご質問とお答え

●ご質問内容
ウィナップTVF塗膜の耐久性はどのくらいですか?
アンダーコートを使うメリットは何ですか?
ウィナップTVFはシックハウス症候群を起こさないと聞きましたが、なぜですか?
ウィナップTVFは環境ホルモンを使っていないそうですが、環境ホルモンとは何ですか?
ウィナップTVFは食品、添加物等の規格基準に適合しているそうですが、どんな試験に合格しているのですか?
ウィナップTVFの塗膜は燃えないと聞きましたが、本当ですか?
ウィナップTVFは光沢が高いので滑りやすくはありませんか?
ウィナップTVFの上手な使い方の例をあげて下さい。
高耐久性抗菌ウィナップフィルムは素人でも簡単に貼れますか?
ウィナップTVFの液やフィルムは匂いませんか?
ウィナップTVFの床メンテナンスではなぜ剥離(はくり)が不要なのですか?
白化防止機能とは何ですか?
ウィナップTVFはグリーン購入法に適合した製品であると聞きましたが、どういうことですか?
ウィナップTVFはPFI法(PFI事業)に適合した製品であると聞きましたが、どういうことですか?
「UV硬化」という言葉を最近よく耳にしますが、ウィナップTVFは他社のUV製品とどこが違うのですか?
紫外線照射装置で硬化させたときに何となく匂いを感じることがありますが、なぜですか?
紫外線照射装置を使っているときに紫外線をあびて危険ではありませんか?
特許や商標は出願しているのですか?


●ご質問とお答え

ウィナップTVF塗膜の耐久性はどのくらいですか?
【答え】
ウィナップTVFを医療施設のメンテナンスに適用した“ウィナップTVFメディカル” の場合、たとえば床メンテナンスでは、その耐久性は床の状態、歩行する人数、日常清掃レベルなどによって大きく変わります。一般的には、日常清掃(掃き拭き)をおこなっていただければ、歩行により光沢が低下した床面(ケモノ道)だけを対象に3ヶ月〜1年に1回程度バッファーBを使ってバフィングするだけで十分です。これを2〜3回繰り返しますと塗膜が薄くなってきますので、再びトップコートを塗ります。ですから、再塗布はケモノ道を対象にして半年〜3年に1回程度おこなうことになります。なお、超重歩行(とくに歩行負荷が大きい)床面に対しては高耐久性抗菌ウィナップフィルムをお使い下さい。ウィナップTVFの中でも最高の耐久性があります。


アンダーコートを使うメリットは何ですか?
【答え】
1)トップコートTが使えます。Tは大型の床用紫外線照射装置W101を使って硬化させることができますから、短時間に広い床面を施工できます。
2)塩ビ系床材、リノリューム、劣化した床材などトップコートが染み込みやすい床材の表面をカバーして平滑にできるのでトップコートTが厚くきれいに塗れます。
3)未塗布木床(無垢のフローリング)に施工できます。体育館などに使われている無垢のフローリングは液が染み込みやすくいわゆる毛羽立ちが起きますから、塗装した後に研磨作業をおこなって毛羽を取らねばなりません。ですから、研磨性の良いアンダーコート(W1+W2)が必要です。


ウィナップTVFはシックハウス症候群を起こさないと聞きましたが、なぜですか?
【答え】
シックハウス症候群の原因物質としては、接着剤や塗料などの中に含まれているホルマリンや希釈溶剤として使われているトルエンやキシレンなどが疑われています。
ウィナップTVFは、ホルマリンはもちろんのこと有機溶剤も使っていませんからシックハウス症候群とは無縁です。


ウィナップTVFは環境ホルモンを使っていないそうですが、環境ホルモンとは何ですか?
【答え】
環境ホルモンとは、内分泌攪乱作用を有すると疑われている化学物質のことで、環境省のホームページhttp://www.env.go.jp/chemi/end/speed98/speed98-13.pdfで詳しく見ることができます。ウィナップTVFは、これらの化学物質を使っておりません。


ウィナップTVFは食品、添加物等の規格基準に適合しているそうですが、どんな試験に合格しているのですか?
【答え】
「食品、添加物等の規格基準 第三 器具及び容器包装の規格」という試験方法があり、トップコートTとTFについてこの試験を受けました。社団法人 愛知県薬剤師会の検査施設 生活科学センターで試験していただいたもので、トップコートを塗った容器から重金属や有機物などが溶出しないことを証明するものです。


ウィナップTVFの塗膜は燃えないと聞きましたが、本当ですか?
【答え】
ウィナップTVFを医療施設のメンテナンスに適用した“ウィナップTVFメディカル” の塗膜はタバコの火にも耐えて燃えません。実際にあったボヤの事例では、燃えた内装材がトップコートTの塗膜に落下しましたが燃えませんでした。(トップコートの塗膜は燃えませんが床材は燃えますから、塗膜が焦げているように見える場合があります)


ウィナップTVFは光沢が高いので滑りやすくはありませんか?
【答え】
ウィナップTVFを医療施設の床メンテナンスに適用した“ウィナップTVFメディカル” の塗膜は、乾いている時も濡れている時も滑り抵抗値(C.S.R)が歩行に最適な範囲にあります。ですから、“ウィナップTVFメディカル”を使うとあらゆる床材が安全な床面に変わります。


ウィナップTVFの上手な使い方の例をあげて下さい。
【答え】
ウィナップTVFを医療施設の床メンテナンスに適用した“ウィナップTVFメディカル” の場合、一般的な(定期+日常)管理現場に対しては汎用の2層タイプの水系紫外線硬化型コーティングシステム(アンダーコートU+トップコートT)をお使い下さい。初年度のコストは樹脂ワックス管理と同等レベルですが、2年目からコストが大幅に低減します。
狭い店舗や木質系フローリングに施工する場合は、1層タイプの水系紫外線硬化型コーティングシステム(TV、TVF、TF)をお使い下さい。アンダーコートが不要な分だけ早く安価に施工することができます。
店舗のカウンター前や椅子の下など負荷の極めて大きな床面には高耐久性抗菌ウィナップフィルムをお使い下さい。ウィナップTVFの中で最も耐久性があり、加えて乾式メンテナンスですから短時間に施工できます。抗菌インクジェット印刷ウィナップフィルムを使うと広告を兼ねたメンテナンスができますから付加価値がさらに高まります。


高耐久性抗菌ウィナップフィルムは素人でも簡単に貼れますか?
【答え】
しわや気泡を残さないように貼るには、こつの習得と練習が必要ですが、慣れればきれいに貼れるようになります。


ウィナップTVFの液やフィルムは匂いませんか?
【答え】
ウィナップTVFの液やフィルムは各種の合成樹脂や添加剤からできています。どんな物質にもそれぞれ特有の匂いがありますから、その意味ではウィナップTVFもわずかながら匂いがしますが、気になるような匂いではありません。ウィナップTVFはすでに病院をはじめ多くの美容院やレストランで実績がありますから安心してお使いいただけます。


ウィナップTVFの床メンテナンスではなぜ剥離(はくり)が不要なのですか?
【答え】
ウィナップTVFを医療施設のメンテナンスに適用した“ウィナップTVFメディカル” の場合、たとえば床メンテナンスでは、その耐久性は床の状態、歩行する人数、日常清掃レベルなどによって大きく変わります。一般的には、日常清掃(掃き拭き)をおこなっていただければ、歩行により光沢が低下した床面(ケモノ道)だけを対象に3ヶ月〜1年に1回程度バッファーBを使ってバフィングするだけで十分です。これを2〜3回繰り返しますと塗膜が薄くなってきますので、再びトップコートを塗ります。ですから、再塗布はケモノ道を対象にして半年〜3年に1回程度おこなうことになります。なお、超重歩行(とくに歩行負荷が大きい)床面に対しては高耐久性抗菌ウィナップフィルムをお使い下さい。ウィナップTVFの中でも最高の耐久性があります。


白化防止機能とは何ですか?
【答え】
トップコートを塗布した後、水が蒸発(乾燥)する前の塗膜に太陽光や水銀灯光が当たって塗膜が白くボロボロになる現象を白化と呼んでいます。白化は、水系紫外線硬化型コーティング剤の宿命であり、たとえ曇り空であっても太陽からは多量の紫外線が降りそそいでいますから、太陽光が当たれば白化するのが普通です。
2層タイプの水系紫外線硬化型コーティングシステム(トップコートT)には、特殊な技術を用いてガラス越しの太陽光があたっても白化しにくいように工夫されています。太陽光の強さは季節と時間帯によって大きく変わりますから、条件によっては白化が起きることもあり得ます。ですからブラインドやカーテンなどで遮光して、乾燥前の塗膜には太陽光をできる限りあてないようにするのが原則です。


ウィナップTVFはグリーン購入法に適合した製品であると聞きましたが、どういうことですか?
【答え】
グリーン購入法とは、平成13年4月に全面施行された「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」のことです。環境への負荷が少ない商品やサービスを優先的に購入するための基本方針を国が策定し、地方公共団体にはその調達方針を作成することを義務づけています。たとえば、神奈川県や三重県のグリーン購入基本方針では、清掃時には環境にやさしい洗剤を適量使用すること、電気や水道を極力効率よく使用すること、環境ホルモンを含まないものを使用することなどをあげ、長期間使用することができ、廃棄する時に環境負荷がより少なく、長期にわたって安全に機能を発揮することが重要であるとしています。
ウィナップTVFのコーティング剤は、有機溶剤、重金属、環境ホルモンを使用していません。また、ウィナップTVFを医療施設のメンテナンスに適用した“ウィナップTVFメディカル” の場合、剥離が不要で単に塗り重ねていくだけですから廃棄物が発生せず、床材の寿命を大きく延ばすことができます。さらに、メンテナンスの頻度が少ないので消費される電気や水道水の量がわずかで済みます。塗膜の剥離が不要ですからアルカリ性の塗膜剥離廃液を下水に流すこともありません。
高耐久性抗菌ウィナップフィルムの剥離紙やフィルム基材は紙とPETですから問題なく廃棄することができます。


ウィナップTVFはPFI法(PFI事業)に適合した製品であると聞きましたが、どういうことですか?
【答え】
PFI法とは、平成11年9月に施行された「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律」(Private Finance Initiative)のことであり、平成12年から13年にかけて法的整備が進みました。公共施設の設計・建設と維持管理・運営に民間の資金と技術・ノウハウを導入して、効率的で効果的な公共サービスを提供することが狙いです。
PFI事業には公平性と透明性が求められ、関連する全ての事項は契約文書の中で明確にされて官庁のホームページなどで公開されます。たとえば、ビルメンテナンス会社の受注形態も1年ごとの入札・契約から10〜30年間の長期契約へと大きく変わります。つまり、単に価格だけを競う入札から、長期間にわたって質が高く安価な清掃を提案する入札へと根本的に変わります。
ウィナップTVFを医療施設のメンテナンスに適用した“ウィナップTVFメディカル” は、優れた光沢保持性と耐汚染性および歩行適性がありますから、PFI法(PFI事業)にぴったりの製品です。


「UV硬化」という言葉を最近よく耳にしますが、ウィナップTVFは他社のUV製品とどこが違うのですか?
【答え】
1)水系のUV(紫外線硬化型)メンテナンス製品はウィナップTVFだけです。つまり、有機溶剤や重金属など健康や環境に悪影響が懸念される物質を使っていないのはウィナップTVFだけです。
2)100V・15Aという一般のコンセントを使って1時間当たり200m2以上の紫外線照射作業能力があるのはウィナップTVFだけです。
3)1層タイプと2層タイプの水系紫外線硬化型コーティング剤から高耐久性ウィナップフィルムまで、高度にシステム化された製品群によりあらゆるメンテナンス環境に対応できるのはウィナップTVFだけです。


紫外線照射装置で硬化させたときに何となく匂いを感じることがありますが、なぜですか?
【答え】
匂いの原因は二つあります。ひとつは硬化後の塗膜から揮発する有機化合物ベンズアルデヒドであり、もうひとつは空気中の酸素に紫外線が当たったときに発生するオゾンです。
ベンズアルデヒドとは、紫外線硬化型コーティング剤に使用される汎用の感光剤が紫外線に当たった時に分解して発生する物質と水素が結合したものですが、ほとんどはその生成前に紫外線硬化型樹脂と結合して塗膜となります。しかし、ごく一部が塗膜から大気中に揮発します。
ベンズアルデヒドそのものは、その独特の芳香から食品用香料(食品添加物)や医薬品の原料として国内だけでも年間1700トン以上使われているほか、梅干、春菊、アンズ、イチジク、カリンなどにも微量含まれており、発ガン抑制効果、咳止め効果、殺菌・防腐効果などがあると言われています。また、一般の住宅用フローリングには紫外線硬化型塗料が塗布されているためか、住宅室内の空気中にも含まれていることが知られています。しかし、その許容摂取量は5mg/?/日とかなり多く、紫外線硬化型塗膜から揮発するベンズアルデヒドに関する文献に基づいてウィナップTVF施工後の揮発量を推定したところ、極端に厳しい前提をおいて計算してもその摂取量は許容量の10%程度に過ぎず、ウィナップTVFの塗膜から揮発するベンズアルデヒドは健康上の問題とはなりません。
オゾンは、夏の海岸や殺菌灯の近くにいると気がつくことがある独特の臭気をもった物質です。その作業環境基準(1日に8時間反復暴露しても健康に障害を及ぼさないと考えられる濃度)は0.1ppmです。オゾンは、0.02〜0.05ppm程度の濃度でその特有の匂いがわかり、0.1〜0.3ppmで鼻や喉に刺激があるとされていますから、ウィナップTVFで紫外線照射しているときには、0.1ppmよりも低い濃度であると考えられます。また、オゾンは短時間に分解されて酸素になります(約3分で濃度が半分になります)から、紫外線照射が終了すればすぐに消えてしまいます。


紫外線照射装置を使っているときに紫外線をあびて危険ではありませんか?
【答え】
作業中にあびる紫外線量は微量であり、日中に屋外であびる太陽光の紫外線量に比べると無視できるほどわずかです。しかしながら、紫外線照射装置から発生する紫外線には太陽光には含まれていない短波長の紫外線(UV-C)が含まれています。従って、作業時には紫外線が肌に直接当たらないように長袖の作業着を着て手袋をはめフェイスプロテクターをつけるなど、作業マニュアルを遵守してください。
紫外線に対する過敏さは人により大きく違います。作業中に日焼けが気になるような場合には作業を中止してください。


特許や商標は出願しているのですか?
【答え】
国内だけでなく、米国、ドイツ、イギリスに合計49件の特許と商標を出願しています。すでに、米国ではウィナップの基本特許とWINUPの商標が成立し、イギリスではウィナップ樹脂の特許が成立しています。国内でも紫外線照射装置の特許とウィナップの商標が成立しています。