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WOOD COMPOSITION

木材の構成

木材の種別

木取りによる材面の分類

木材
柾目

年輪の目を断ち切るように年輪に対し直角に近い角度で切り出した板の表面に現れる木目を柾目と呼ぶ。冬目と夏目が交互にほぼ平行に現れ、きれいに揃った縦模様となる。収縮や変形が少ないが、水分を透過させやすい。

板目

年輪の目に沿うように接線方向に切り出した板の表面に現れる木目を板目と呼ぶ。木目は柾目のように整った縦模様とはならず、不規則な曲線模様となる。板目の板には裏表があり、切り出しの際に外辺部側に面していた方が表面(木表)、中心部側に面していた方が裏面(木裏)となる。木材の切断面を指す意味の「木口」の年輪の模様を見るとカタカナの「ハ」の字状に目が走っているが、ハの字の狭い方が表、広い方が裏となる。板目の板では水分の吸い込み易さの指標である吸水率が表側と裏側で異なり、長い年月を経ると必ず収縮・変形し易い性質があり、木材には反りが生じる。年輪の目が詰まった冬目が板の厚さ方向に複数重なっているため水を透過させずらい性質を持つ。

樹体の構造

樹体の構造
組織の名称 説明
年輪 木口にみえる輪のことで、これは一生長期間ごとに区切りとしてできる材の層で、これを年輪と称し、一生長期間が一年の場合を年輪という。
早材・晩材 生長輪の中で、成長期をはじめに形成された密度が低く細胞が大きい部分を早材(春材)といい、成長期の後半に形成された密度が高く細胞が小さい部分を晩材(秋材)という。
辺材・心材 樹幹の中心部と外周部とでは比重・含水量などの性状にも相違がある。外周部の、淡い色で含水量が多く軟らかい部分を辺材(白太)といい、中心部の濃い色で含水量が少なく硬い部分を心材(赤身)という。
細胞・導管 広葉樹だけにあるもので、比較的直径の大きい管状の細胞で、樹液の輸送をつかさどるもの。
仮導管(繊維) 両端の尖った細長い中空管状のもので、細胞膜には紋孔をさなえている。主として針葉樹に存在し、広葉樹の道管と木繊維と合わせたような働きをかねており、樹液の通路となり、また樹体に強固性をあたえる。
木繊維 広葉樹にあるもので、細長く、両端の尖った細胞で、膜壁は厚く、紋孔は小さく、また数も少ない。強固性をあたえる細胞で、針葉樹では仮導管がこの働きをかねている。
放射組織 木口面上において、髄心およびそれ以外の材部から年輪をよこぎり、樹皮部に向かって放射状に走っている細長い細胞組織で、樹体中における養分の分配および貯蔵の役目をする。
樹脂道 樹脂を貯蔵し、またその移動をつかさどる細胞間隙をいう。
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